
「7つの習慣」、名前は知ってるけど分厚くて後回しにしてる——という人は多いはず。今日は一番刺さった1つに絞って話します。
「7つの習慣」は全世界4,000万部を超えるロングセラーです。ビジネス書の古典として名前だけは知っている、という人も多いと思います。
先に結論を言います。この本で一番効くのは第1の習慣「主体的である」。他人や環境のせいにせず、自分の人生の責任を自分で取る、という話です。
まず、全体の見取り図
| 第1 | 主体的である |
| 第2 | 終わりを思い描くことから始める |
| 第3 | 最優先事項を優先する |
| 第4 | Win-Winを考える |
| 第5 | まず理解に徹し、そして理解される |
| 第6 | シナジーを創り出す |
| 第7 | 刃を研ぐ |
前半(第1〜第3)は自分自身との関係、後半(第4〜第6)は他者との関係、そして第7がそれ全体を支え続けるための習慣。この並びには意味があります。
一番刺さったのは、第1の習慣
「他人や環境のせいにするのではなく、自ら選択する」
これが7つの習慣のスタート地点です。そして、自分の人生の責任を取ることが成功の第一歩だと本書は言い切ります。
正直、耳が痛い話です。うまくいかないとき、人は理由を外側に探します。上司が、会社が、時代が、景気が——。そう言っている間は気持ちが楽になります。でもその瞬間、自分の人生のハンドルを他人に渡していることになる。
主体的であるというのは、起きた出来事そのものではなく、それにどう反応するかを自分で選ぶということ。ここが変わらないまま時間管理術や人間関係のテクニックを足しても、土台がないので効きません。だから第1の習慣なのだと思います。
順番を飛ばせない設計になっている
読んでいて唸ったのが、7つの並び順です。
- 第1:自分の人生の責任は自分にあると引き受ける
- 第2:では、どこへ向かうのかを決める
- 第3:そこに時間を割く
責任を引き受けていない人がビジョンを描いても絵空事で終わりますし、ビジョンがない人が時間管理をしても「何を優先すべきか」が決まりません。バラバラのノウハウ集ではなく、積み上げ式になっている。ここが40年読み継がれている理由だと思います。
この一行だけでも、値段の元は取れる
第3の習慣で出てくる言い方が容赦なくて、いちばん効きました。
「忙しくて勉強できない」ではなく「時間を作る方法を考える」
言い訳を先回りで潰されます。時間管理の鍵は、緊急ではないが重要なことにどう時間を割くか——本書はこの一点を、具体例とともにしつこく掘り下げていきます。
第2の習慣「自分が死んだとき、周りの人にどう記憶されていたいかから逆算する」も含めて、問いの重さが他の自己啓発書と違います。ここから先は、実際に本で読んでほしいところです。
評価
| 読みやすさ | ★★★★☆(4) |
| 内容の濃さ | ★★★★★(5) |
| 人生への影響 | ★★★★★(5) |
| コスパ | ★★★★☆(4) |
| 総合 | ★★★★☆(4.5) |
正直な補足
読みやすさを4にしたのには理由があります。
- 分厚い。500ページを超えるボリュームで、週末にサッと読み切れる本ではありません
- すぐ使える手順書ではない。「明日これをやれ」ではなく原則が書かれているので、自分の状況に翻訳する作業が必要です
ただ、これは欠点というより性格の問題だと思っています。一度読んで終わる本ではなく、迷ったときに開き直す本。章ごとに独立しているので、今の自分に刺さる習慣から読めます。だからこそ、図書館で借りるより手元に置いておく価値がある一冊です。
まとめ
7つ全部を一気に身につけようとしなくて大丈夫です。まずは第1の習慣。何かのせいにしたくなったとき、「で、自分はどう選ぶのか」と言い換えてみる。それだけでも、日々の選択が変わります。
40年読み継がれてきた本には、やはり理由がありました。
▶ Amazonで「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」を見る
あわせて読みたい




コメント