アリとキリギリス――本当に人生を満喫したのはどちら?
みなさんご存知の童話「アリとキリギリス」。
働き者のアリは夏の間せっせと食料を集め、厳しい冬を無事に乗り越えました。一方キリギリスは夏の間ずっと歌って踊って遊び暮らし、冬になって食料が尽き、命を落としてしまいました。
この話は「働くことの大切さ」を伝えるために語り継がれてきました。でも、ふと考えてみてください。
「アリはいつ遊んだのか?」
ずっと働き続けたアリは、確かに冬を生き延びました。でも夏の楽しさを味わったのはキリギリスです。ある意味、人生を満喫したのはキリギリスだったのではないか。
この視点こそが、「DIE WITH ZERO」という本の本質につながっています。
「老後のためにお金を貯めなきゃ」と思いながら、気づけば今を犠牲にしていませんか?
私もそんな一人でした。でも、この本を読んで考え方が180度変わりました。
どんな本?
「DIE WITH ZERO」はビル・パーキンスが書いた、お金と人生の使い方についての本です。
タイトルの意味はそのまま「ゼロで死ね」。つまり、死ぬときに資産がゼロになるように人生を設計しようという、ちょっと衝撃的なメッセージの本です。
学んだこと①|お金を貯めるだけでは意味がない
多くの人は「将来のために貯蓄する」ことを美徳だと思っています。でも、この本はこう問いかけます。
「その貯めたお金、本当に使えますか?」
70代・80代になってお金があっても、体が動かなければ旅行も行けない。食欲もなければ美食も楽しめない。お金には賞味期限がある。そのことをこの本で初めて意識しました。
学んだこと②|45歳からは「取り崩す」時代
この本で特に印象的だったのが、45歳を境に考え方を変えるべきという話です。
- 〜45歳:稼いで、貯めて、増やす時期
- 45歳〜:貯めたお金を計画的に使っていく時期
「まだ早い」と思いながら使わないでいると、気づいたときには体も時間も残っていない。貯めることと同じくらい、使うことも戦略的に考える必要があると気づかされました。
学んだこと③|時間は有限。いつ終わるかわからない
この本を読んで一番刺さったのは、「人生がいつ終わるかわからない」という現実です。
明日事故に遭うかもしれない。病気になるかもしれない。だからこそ、「いつかやろう」を後回しにし続けることは、その経験を永遠に失う可能性があるということ。やりたいことは、できる体力とお金がある「今」やる。この本はそれを強く教えてくれます。
- 老後が不安で、お金を使うことに罪悪感がある人
- 「今を楽しむ」ことを後回しにしがちな人
まとめ
「ゼロで死ぬ」というのは、無計画にお金を使い果たすことではありません。
お金の本は「増やす方法」を教えてくれるものが多い中、この本は「どう使うか」<を真剣に考えさせてくれる、珍しくて大事な一冊です。
まとめ・総合評価
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 読みやすさ | ★★★★★ |
| 内容の正確さ | ★★★★★ |
| 実践しやすさ | ★★★★☆ |
| コスパ | ★★★★★ |
| 総合 | ★★★★★ |


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